| 神名 | 概要 |
| オリンポスの十二神 |
| ゼウス | 式の変化、昼夜の交替、雲や霧雨や雪、軟風、嵐、雷霆 「雷電」「嵐雲の楯」鷲が使い鳥
エピロスのドドナにゼウスに捧げられた森林がある。 檞(かしわ)の古木に鳩。悪事を犯したものに復讐の女神を送り厳罰を加える。 |
| ヘラ | ゼウスの妻同胞、女神「空の神」結婚と出産「牡牛の眼を持ったヘラ」 愛の競争者に対し迫害、(侍女:イリス(黄金の翼、虹の女神、愛禽は孔雀) |
| ヘファイストス | ゼウスとヘラの子。醜い跛足引き ヘラの贔屓をしてゼウスから天上を墜落させられた。(無際限の空を通じて落ち、夏の一日を費やして、レムノス島付近の海に落ちた。)この時から跛
噴火山のそこで鍛冶技術を錬磨→宮殿
「空中を走る黄金の沓(くつ)」人類最初の女性パンドラをつくる。
アフロジテの夫、火の神、レムノス島エトナの火山が仕事場 |
| アフロジテ | 海の泡から生まれた、愛と美の女神(行く先春風)
脚の触れた地から花、西風によりキプロス島に行くと「四季」の女神が花冠、五色の上衣を捧げる。帯に男の恋をそそる力。
子エロス、翼のある子、小さな弓と矢、いたずら者、矢で恋の痛手を負わせる。 |
| アテーネ | パラス・アテーネ、パラス。ゼウスの頭から甲冑と槍をもって生まれた。
メチスを呑んだゼウスの頭から(メチス:知恵の女神)
(メズーサ)ペルセウスを助け、トロヤ戦争でギリシア人を守護し助力を与えた。
アテネの守護神、種々の産業の守護神「オレーフの樹」「アテーネの細工物」
付属物:梟、鶏、蛇 アクロポリス丘上神殿(パルテノン神殿)
ニケ:女神、勝利の女神、翼のある少女 |
| アポロン | フォイボス・アポロス(フォイボス「光り輝くもの」)美しく男らしい、太陽の光
ゼウスとトレーの間に生まれる。竪琴、詩歌の神、デルフォイ神殿で予言の神ヘリオス、太陽神 |
| アルテミス | アポロンの双生の妹、山川林野に満ち広がった生命の神、野獣や家畜の守護神。ニムフェの王女、ニムフェを伴侶とする。処女と舞踏の守護神
銀の弓矢、狩りの女神、月神セレネ(ヘリオスの妹)、月の女神とされた。 |
| アレス | ゼウスとヘラの子。軍神。恐怖、闘争、鯨波戦慄、狼狽を率いて戦争をあおる。 |
| ヘルメス | 用紙のすらりとした伝令使「翼のある帽子」「飛行沓」「二頭の蛇の巻きついた杖」ゼウスの子。牧羊者の国、アルカジヤで生まれた牧畜の神。
冒険家、競技者、旅行家、商人雄弁家の守護神。
死者の霊魂を闇に案内する。窃盗や賭、博奕の神
牧羊者の寂寞を慰めるために亀の甲へ糸を通して竪琴を造り、葦の茎を切って、ネイ(葦笛)をこしらえた。ヘルメスの使者の杖を竪琴をアポロンの神と交換した物。 |
| ヘスチヤ | ゼウスの姉、竈の火を司る処女神、家庭の守護神、ギリシアのどこでも殿堂がある。消えることのない神火。ローマ時代にはウェスタと言う名。 |
| ポサイドン | 水界の主神 |
| デメテル | 血の女神、少年トリプトレモスに初めて農耕の道と人間の踐むべき道を教えた。エレウシスの神殿。 |
| その他 |
| へーべ | 給仕役、女、ヘラクレスと結婚、跡継ぎはガニメデス |
| イリス | |
| クリオ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| メルポメネ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| タリヤ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| テルプシコレ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| エラト | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| カリオーペ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| エウテルペ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| ポリムニヤ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| ウラニヤ | ムウザ。ゼウスとムネモシネの姉妹九人。ヘリコン山、パルナソス山が愛好の地(アポロンと合唱) |
| アグライヤ | カリテス、三女神、姿や様子の美、アテーネと着物を織る |
| エウフロシネ | カリテス、三女神、姿や様子の美、アテーネと着物を織る |
| タリヤ | カリテス、三女神、姿や様子の美、アテーネと着物を織る |
| クロトー | モイラ 運命の三姉妹、ゼウスの娘、人間の運命を紡ぐ |
| ラケシス | モイラ 運命の三姉妹、ゼウスの娘、人間の運命を紡ぐ |
| アトロポリス | モイラ 運命の三姉妹、ゼウスの娘、人間の運命を紡ぐ |
| エウノミヤ | ホライ、ゼウスと秩序の女神テミスの間の三女神、季節の女神(ローマ時代は四人) |
| ジケ | ホライ、ゼウスと秩序の女神テミスの間の三女神、季節の女神(ローマ時代は四人) |
| アイレネ | ホライ、ゼウスと秩序の女神テミスの間の三女神、季節の女神(ローマ時代は四人) |
| ネメシス | 人間の福運を監視した応報 |
| アスクレピオス | アポロンの子、使者を蘇生、ハデスに訴えられゼウスは天上に迎えたが、魂は地上に残って人々の病を救った。 |
| 海の支配者 |
| オケアノス | チタン族、クロノスの兄弟(女王テチスと水を支配) |
| ポントス | 海底の洞窟に住む。洞窟は珊瑚や貝殻で美しく飾られ、外には海藻の花園がある。 |
| ネレウス | ポントスの子。ドリス(オケアノスの娘)を妻にする。二人の子供は50人の海の少女(ネライジスという人魚) |
| トリトン | 腰から下は魚で貝を吹く。 |
| プロテウス | ネレウスに似ている予言をする。また、姿を変じる。海の老人で海豚(いるか)を牧する。 |
| プロメテウス | チタン族、人間に火を与えた神 |
| アケロオス | オケアノスの血を引く海神の一族 |
| ザントス | オケアノスの血を引く海神の一族 |
| グライエ | オケアノスの血を引く海神の一族 |
| ゴルゴン | オケアノスの血を引く海神の一族 |
| シレンススキラ | オケアノスの血を引く海神の一族 |
| 巨人キクロペ | オケアノスの血を引く海神の一族 |
| レア | クレテ島で崇拝、小アジア(フリギヤ)で地神キベレと混同、レアーキベレの名で崇拝される。 |
| ペルセフォネ― | ゼウスとデメテルの子。ハデスと一年の半分冥府の女王として、もう半分は母と過ごす。春になると豊饒角(コルマコピヤ)を打ち振り地上に蘇る |
| ナイアド | オケアノスの血を引く海神の一族。少女神。 |
| アレトウサ | オケアノスの血を引く海神の一族。 |
| 酒の神 |
| ジオニソス | 葡萄、東方、ゼウスの腿から生まれた。少年のように若々しい。虎や豹に車を曳かせる。男女の神々(サチロスやサイレノス)の踊り狂う中に取り巻かれる。チルソスという蔦(つた)の巻き付いた先に松笠のついた棒を持っている。 |
| パン |
| パン | 牧羊者の神、深山の洞窟に住み山羊脚で、音楽を好み葦笛を吹く。森の少女らを追い回す。 |
| サチロス、サイレノス | 脚は山羊、音楽好きでお酒好き。 |
| ケンタウロス | 半人半馬 |
| カイロン | アキレウスなどの勇士を教育した。 |
| ニムフェ |
| ニムフェ | 森や泉の美しい処女、半人半神。 |
| ネライジス | 海のニムフェ。月の夜海辺の岩の上、髪をとかしたり砂の上で踊ったりする。 |
| ナイヤド | 泉のニムフェ。日暮れ住んでいる泉の付近の林でパンの笛で舞踊(ぶよう)、人間の中へ混じることもある。 |
| オレアド | 谷間や洞窟のニムフェ |
| ハマドリヤド | 森のニムフェ。住まっている木と一緒に死ぬと思われている。外で踊ったり狩りをしたりする。長く住処を空けることはない。 |
| 空の神 |
| ヘリオス | 日神、ゼウスの眼。東西の果てに常夏の国があり、その園に厩を持っている。朝は東に4頭引きの馬車で向かい、夜は西の厩に入る。ロードス島 |
| セレネ | 月神、毎夜天を横切る月の車を引く。運行により神々の祭りの日が定まる。 |
| エオス | ローマ(アウロラ)バラ色の指、暁の女神、翼のある少女、日の車の先駆け。太陽神ヒペリオンの子 |
| セレネー | 眠りの精エンジミオンと恋に落ちる。 |
| フォスフォロス | 明けの明星 |
| ヘスペロス | 宵の明星(西の国の花園で黄金の林檎を守る3人の少女ヘスペリデス |
| ボレアス | 北風、北方のトラキヤに住む。長髪、強い翼、粗暴で、ゼデス、カライスの父(アルゴ船の遠征) |
| エウロス | 東風。 |
| ゼフィロス | 西風、花であり、優しい。柔和な青年で、冬の風であり春の風でもある。妻はクロリス。果実の神であるカルポの父。また、エオスの子。 |
| ノートス | 南風。 |
| アイオロス | 風の王、多くの眷族(けんぞく)を島の洞窟に養っている。 |
| ハルパイヤ | 女頭の怪鳥、台風や暴風。 |
| 冥府の神 |
| ハデス | 冥府の王、ゼウスの同胞、氷のように冷たい手と暗い顔。宮殿は薄暗い白柳(はこやなぎ)の林の中で陰気な野の中で黒檀の玉座に、漆のような四頭の黒馬に曳かせた黒い二輪車にのり、二又の槍をふるう闇の兜をかぶる。地下の世界はいたるところに物凄い洞窟があり、墨を流したような河と薄暗い野原がある。死者は暗黒な洞窟を通り、スチクス河(憎しみの河)、アケロン河(悲しみの河)、コキトス河(涙の河)を渡る。 |
| カロン | 年取った渡守、小舟へ男女の旅人を乗せハデスの領土へ運んで行く。四方から集まる。頑固で自分の乗せようと思うものの他は荒々しく突き戻し舟へ乗せようとしない。舟に乗れるのはこの世で正当に葬られた人々の霊魂のみ(葬式をされた者のみ)ギリシャ人は死者の口に一片の銭を噛ませられそれを河の渡し賃とする。河の向こう岸には冥府の門があるが扉は開けっ放しになっている。 |
| ケルベロス | 冥府の門の前にいる。頭が三つで毛は蛇の姿。一度門をくぐった者が出ることを許さない。 |
| ミノス | 冥府の法廷の三人の裁判官の一人。死者の霊魂を審問し罪あるものは鞭をあて復讐の女神の手へ渡す、そこが地獄。罪のない者はエリシオンの野へ渡す。そこは極楽の生。地獄の入口はピリフレゲトン(火の河)、焔が立ち上る。河の対岸に石の門がある。門の中からは人の呻く声が聞こえ、鞭の音、鎖の鳴る音がする。また、エリジオンの野では永えの春と日光と幸福の世界、絶えず気持ちいい風が吹き空は高く、地上のものは残らず薄紫の光に包まれている。神の恩竉を受けた勇士らの魂はここで何の苦も無く不死の生を楽しむ。またレテ河(忘れ河)では地上に変える霊魂は河の水を飲み前世の記憶を忘れる。 |
| アイアコス | 冥府の法廷の三人の裁判官の一人 |
| ラダマントス | 冥府の法廷の三人の裁判官の一人 |
| エリニエス | 復讐の三女神、刺のある鉄の棒で罪びとを責め立てている。刑罰を受けている者はラピト族の王イクシオン(ヘラの女神に無礼を加えた罪によって、絶えず開店する車輪に結ばれている)、コリント王シシフォス(神を欺こうとした罪によって、小山の上へ岩を押し上げては何度もはねかえされる)、リジヤ王タンタロス(神々の秘密を洩らした罪によって永久に飢えと渇きを癒せない)、アルゴス王ダナオスの50人の娘(夫を殺した罪によって底のない瓶で水を汲ませられている)。地獄の底は天と同じくらいの深さがある。チタン族や巨人族の神々が今でも封じ込められている。 |
| ヘカテ | 夜の女神。アルテミスと対照的な暗闇の女神。墓地をさまよい魔法と妖術の守護神。三つ面の神像で十字街にいる。 |
| ヒプノス | 眠りの神。夜の子、地下の闇を家とし、眠りによって神にも人にも一時の慰籍(いしゃ)を与える |
| タナトス | 死の神。夜の子で地下の闇を家とし、死によって永えに人間の眼をふさがせる |
| モルフェウス | 夢の神、夜の子たち、西の海にある夢の国に住み、家に二つの門があり、一つは象牙の門で、佯りの夢を出す。もう一つは角の門で真実の夢を出す。 |
| モーモス | 笑いの神 |
| プロウトス | 地下の富の神 |
世界を一つの平円盤(中央に自分の国、中心はオリンポス山。西から東に細長い海で西北に二等分、海は地中海とエウクシネ海の二部に分かれている。世界の周囲はオケアノスで、西は南から北に東は北から南)
一番古いのは北部ギリシャのエピロスのドドナ。アケロン河上流、ゼウス神に捧げられた大森林。ここでは昔、エジプトから二羽の黒鳩が飛び立って、一羽は北、一羽は南へ飛んで行った。北へ飛んだ鳩はドドナの森の一番高い檞の木の頂上へとまった。鳩はギリシャ人に告げた。南に飛んだ鳩はリビヤの砂漠の神殿の上から、同じ事を告げた。パルナソス山麓、デルフォイの神託所では毒ガス(アポロンの吐く息はピトンという大蛇と言われている。)がある。ボイオチヤ、トロフォニオスの神託所ではトロフォセオスとアガメデスの兄弟の建築家が王宮の金庫を作る際に出口を設けて盗み出そうとする話がある。
原初の概要
推移
ウラノスキクロペとケンチマネをタルタロスへ
ガイア、クロノスに鎌を与えてウラノスに深傷を負わせた。
クロノスとレア、ヘスチヤ、デメテル、ヘラの三女神、ハデス、ポサイドン、ゼウスの三男神を産む。
クロノス、自分に代わって子が主催者となることを知っていたので子供をみんな呑んだ。
レア、ゼウスをクレテの島の洞窟の中に隠し、石を産衣に包んでクロノスに渡した。
ゼウスはクレテ島のニムフェに保護されて、アマルテイヤ(山羊の乳)で育つ
ゼウス、クロノスに兄弟を吐き出させる。(石はデルフォイの神殿に保存)
クロノスはチタン族とオトリスの山に。ゼウスはオリムポスの山に。戦争でゼウスはクロノスをタルタロスへ。テッサリア(テンペの大渓谷)
ガイアの子チフォイオス、ゼウスがタルタロスへ
アルキオネス、パラス、エンケラドス、火の王ポルフィリオン(巨人族、ウラノスの血から生まれた)、ヘラ、アテネ、ヘラクレスが強弓を曳いて戦った。
ゼウスの時代→新しい神の王朝→オリムポス山→小アジヤ~ギリシア、エーゲ海でこの名の山、テッサリア、マケドニアが名を占有
オリムポス山の様子
オリムポス山頂は白雲に閉ざされ、銀河(天の川)から神々は山の神都に往復したとされる。
雲の門があり、「春」「夏」「秋」「冬」の式の女神が門を守る。神々が通るときに門を開閉する。
「黄金の宮殿」 ヘファイストスの設計
「イコール」 神々の血
「アムブロシア」 食物
「ネクタル」 酒
酒宴は日が沈み夜の住居にて
人間創造
- ピンダロスの詩「神と人は同じ種族、同じ母から」→ガイア
- ホメロス「ゼウスを以て神々と人間の父」
- ヘシオドス「パンドラ物語」
プロメテウスとエピメテウス
プロメテウスとエピメテウスはチタン族で兄弟だった。彼らはゼウスの見方になり、ゼウスは生物を造る役目を言いつけた。
プロメテウスとエピメテウスは鶏や獣を造り「鳥に羽」「獣に毛皮」「牛に堅い角」「馬に走る足」「狐に悪賢い知恵」「獅子と熊に鋭い牙」「蛇に毒」を与えた。オリムポスの神々に似せて人間を土と水で示した。
プロメテウスは人間のために「犠牲の牛」を二つに分け一方は上等、もう一方は骨と筋を外見を飾ったものとした。ゼウスは見破り、わざと悪い方を取った。このことをゼウスは思い出し、「神の火を人間に与えるのは人を増長させる」と言って許さなかった。プロメテウスはそれでも人間を思い火を渡そうとした。それは「動物を従わせて主人にさせるため」だった。海辺を歩いていると「葦の茎」があった。葦に太陽の日を移し、管にかっくし、地へもっていった。エピメテウスはたくさんの木を集めて火を移して人間に与えた。エピメテウスは「これは遊び事ではない。うまく使いさえすれば世界の主人になれる」といった。人間は闇と寒さを恐れないようになった。また、獣も近寄らないようになった。そして小屋を建てた。
パンドラ
パンドラは神々に贈り物を授かり造られた初めの女性だった。また、土器を造人が粘土で物の形を造るように神々の手で土から作り上げられた。匣を開けたため人間の上に悲しみが絶えなくなり、苦しみを越えるための希望が与えられた。
アストライア
アストライアは無邪気と純潔の女神で、最後まで人間を見捨てなかった。
ヘレン
デウカリオンとピルラは洪水を生き延びた人間だった。洪水でパルナソス山以外はすべて沈んだデウカリオンとピルラの子ヘレンは子を産んだ。アイオロス、ドロス、アカイオス、イオン。それぞれが四種族となった。アイオロスはアイオリヤ、ドロスはドリヤ、アカイオンはアカイヤ、イオンはイオニアに。ヘレン→ヘレネス→国をヘラスとした。
アポロンとアルテミスの神話
目次
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ダフネ
アポロンとアルテミスは双子。太陽はアポロンを祝福していた。ゼウスは雷のような鷲鳥に引かせた黄金の車と銀の弓矢を授けた。
パルナソス山の大蛇を退治し、地の穢れを清めるためテッサリヤ国のテムペ谷へ行った。
エロスにアポロンは挑発した。エロスは黄金の矢でアポロンを、鉛の矢を河の神ペネオスの娘ダフネに射た。ダフネはアポロンから遠ざかった。アポロンがダフネを捕まえると月桂樹に変わった。
解釈
ベトナムのチツリンと似ている。「音楽の名誉を表す冠」
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ヒヤキントス
ヒヤキントスの母はクリオ、九人のムウザの一人下界の人間と産んだ。
アポロンはヒヤキントスに自分の面影を見るような気がした。アポロンの竪琴
ゼフィロス(西風の神)はヒヤキントスに目をつける。
ヒヤキントスはアポロンの目を円盤投げで喜ばした。(ヘルメスのようだったから)
アポロンのより遠くまで飛んだ時笑った。アポロンはそれを聞いてどんな苦労も忘れた。
ヒヤキントスの後にアポロンが円盤を投げ、後を追って駆けだした。
その時ゼフィロスが飛んでいる円盤を取ってヒヤキントスの頭に投げた。ヒヤキントスはしに、地から一叢(ひとむら)の花が咲きだした。(ヒヤシンス)
解釈
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ファエートン
ファエートンはアポロンとクリメネ(海のニムフェ)の子で「光り輝くもの」の意。
父がアポロンと言う自慢を不快に思ったものが証拠を見せろと言った。ファエートンは母にお父さんの車に乗りたいと言った。ファエートンはアポロンの所へ(「太陽の宮殿」黄金と宝石を鏤めた無数の円柱を連ね天井には磨き出した象牙委の板を張り、間ごとに銀の扉が立っている。)へ行った。アポロンの左右に日と月と年と時間、そしてその前に春夏秋冬があった。季節の冠は「花」「穀物」「葡萄」「銀の針の髪」であった。
ファエートンが黄金の階段を上る姿は「青春」だった。そしてアポロンに日の車に乗せてもらうように頼んだ。日の車の道は「金牛」の角、「獅子」の顎、「蝮」の腕、「蟹」の鋏だった。
曙の女神エオスが東方の紫色の門を押し開け、日の車が出た。ファエートンはいつもの軌道から飛び出し、「大熊」と「小熊」の間を通り、二つの星座を焦がした。北極の周囲の「蛇」が暖かくなり動き出した。ファエートンは馬を制御できず手綱を放した。リビヤ国の上に落ち大火災のようになった。(この時できたのがリビヤ砂漠で、この時リビヤ人は黒人になった。ナイル川もこの時水が引いた。)
ゼウスは雷電を放って日の車を打った。ファエートンはエリダノス河に落ちた。ファエートンの三人の姉妹は悲しんでエリダノスの岸で白柳(かわやなぎ)になった。
その涙が河の底に沈んで琥珀の珠になった。
リグリヤの王キンクスはファエートンの遺骨を拾って葬式をした。(その後も骨を集めた)
神々はこれっを見て王を白鳥に変えた。
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レトー
レトーは神からも人間からも子を貰った母、日と月のよう(アポロンとアルテミス)
テーベの女神ニオベは七人の女の子と七人の男の子を持っていた。
ニオベは自分の子をいつも自慢していた。レトーはニオベをよく思ってなかった。テーベではレトー、アポロン、アルテミスの三神の祭りがある。
ニオベは自慢をはやし立てられいい気になり自分たちのために祈るように言った。
レトーはアルテミスとアポロンに言って、
アポロンは銀の弓、アルテミスもそれに続き、アポロンは男子を、アルテミスは女子を弓で射て、最後の一人になった女子が残り、その時、ニオベの心が折れ、慈悲を願った。しかしアルテミスは子の一人も射た。夫のアムフィオンは剣で自殺した。ニオベは九日間座っていた。そして石になり涙が流れていた。
十日目、風でニオベの体はリジヤ国のシビロス山の絶頂に上がった。人間の姿をした一つの大岩の目の所から二筋の清水が流れている。
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アスクレピオス
アスクレピオスはアポロンの息子で、母は、コロニス(テムペの谿[たに]のニムフェ)
コロニスはアスクレピオスの幼いころにアポロンの矢にあたって死んでしまった。
アポロンはアスクレピオスをペリオン山の洞窟のカイロンに預け、教育を頼んだ。
カイロンは半神半馬のケンタウロスの一族で、アルテミスとアポロンの教えを受けて猟、医術、音楽、予言で評判で、幾千年も生きている。胸には銀の髯(ひげ)。
洞窟の周りには花園、竪琴と歌があり、いつも四、五人の少年が教訓を受けていた。
カイロンの洞窟で教育を受けた勇士(ヘラクレス、オルフェウス、アキレウス、ペレウス、エネアス)
カイロンは、アスクレピオスは生かす力を持っていると望みをかけていた。
アスクレピオスは人の病をいやすことを自分の仕事として考えていた。(医術の神)
不思議な医術で死んだものを蘇生させた。
ハデスは下ってくるものが少なくなりゼウスに使者を遣ってアスクレピオスを除くように言った。
ゼウスはアスクレピオスを撃ち殺してしまった。アポロンは怒り、エトナ山でゼウスの雷電を鍛えている、キクローペという三人の巨人に矢を射かけて、傷を負わせた。
ゼウスはアポロンに一年間、人間の奴隷になるように言った。
アポロンはテッサリヤ王のもと一年間羊飼いをすることになった。
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アドメトスとアルケスチス
アポロンは青年に姿を変えてテッサリア王アドメトスの所で羊番をした。
アドメトスはイオルコスの王女アルケスチスを妻にしたいと思い、アルケスチスの父ペリヤスに頼んだ。
ペリヤスは獅子と野猪に引かせた車で姫を迎えに来たらアルケスチスを渡すと言った。
アドメトスはアポロンに話すとアポロンはその車を用意した。
ペリヤスは自分の出した難題に答えたことに驚き、アルケスチスを約束通り渡した。
アドメトスとアルケスチスは早速神殿に行き結婚の儀礼を済ませた。アドメトスは病気で弱った。アポロンはアドメトスを救うため運命の女神に頼むと、代わりに死ぬものがあれば許してもよいと言った。
アドメトスは代わりに死ぬものを探したが、いなかった。そうすると、アルケスチスは運命の女神に自分が代わりになると祈り、それが聞き入れられ、アドメトスは元気になり、代わりにアルケスチスは弱っていった。
ヘラクレスがテッサリアへ入り、アドメトスの応急に入りこの話を聞くと、女王を助けると言った。
ヘラクレスが王の部屋の前へ立って入口の番をしていると死の使いが妃を受け取りに来た。二人は長い間戦ったが死神は逃げて行った。
アドメトスとアルケスチスは長く幸せに暮らすことができた。
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アレトウサ
アレトウサは泉のニムフェでアルテミスの侍女として狩りの共をしていた。
暑い日に水に足を浸すと、自分を呼ぶ声に驚き逃げようとした。
声の主は、河の神アルフェイオス。アレトウサは逃げアルテミスの助けを求めると、アルテミスはアレトウサを一つの泉に変えた。
アルテミスはアルフェイオスが探しているうちに、地の下に抜け道を造りアレトウサは逃げ、地面へ出た時には、シチリヤの島に来た。
解釈
アルフェイオスはベトナムの水の怪魔に似ている。アレトウサはカンコンに似ているが、この話だと助かっている。
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アクタイオン
アクタイオンはテーベの王で、ガドモスの王子。
従者と猟犬を連れて鹿狩りに出た。王子はアルテミスのお気に入りの泉へ進んで行くとアルテミスは水浴をしていた。アクタイオンはアルテミスの裸体を見て、アルテミスは水をかけると、王子は鹿になった。そして自分の猟犬が来て王子を引き裂いた。
目次へ「アポロンとアルテミスの神話」
オリオン
オリオンはぽサイドンの息子で、狩好き。ポサイドンに改定や会場を歩くことを教わった。
オリオンはキオス島の王女メローペを妻にしようと思った。父王は獣を一匹残らず打ち取ったら娘を差し上げると言った。オリオンは毎日狩りをし、一頭の狼も一頭の熊もいないようになった。
王に娘をねだると娘をやるまいとしたためオリオンは力ずくで王女を奪おうとした。
王はオリオンに酒を飲ませ両目をくりぬいた。オリオンが彷徨っていると、鎚の音が聞こえたので、その方向に「海の上」を歩くと、ヘファイストスの工場のあるレムノス島に着いた。
オリオンは訳を話すとヘファイストスは一人の職工をつけてアポロンの所へ送った。東へ進みアポロンの宮殿に突きオリオンの目は見えるようになった。
オリオンはいつもアルテミスと狩りをしていた。オリムポスの神々の評判になりアポロンは二人を引き離したいと考えた。オリオンが海の中を歩いているのを見て、アルテミスの弓の腕を見ると言って、オリオンの頭を射るようにアポロンはそそのかした。
アルテミスは銀の矢で銀の弓を引きはなった。オリオンが浮かんできて始めて自分が殺したと気が付いた。
アルテミスは非常に嘆いたが、生き返らせることはできずオリオンを星の中へおいて、寒い冬の夜に空で輝くようにした。
オリオン座の下によく光る一つの星がある。それは「オリオンの犬」と呼ばれる星である。
解釈
インドネシア35の内容と比較する。
目次へ「アポロンとアルテミスの神話」
エンジミオン
エンジミオンはラトモス山の牧羊者。夜に月を見ながら眠っているとアルテミスが来て、気に入った。
アルテミスは望みをかなえると言った。
エンジミオンはずっと若いままがいいと言った。
アルテミスがゼウスに話すと、ゼウスは死か眠りか選ばせるように言った。
エンジミオンは眠り、ラトモス山頂の神の洞窟へ運ばれた。
目次へ「アポロンとアルテミスの神話」
アテネ市
アテネ市 エジプトから来て王となったケクロプス(土から生まれた人、上半身は人間下半身は蛇)
建国当初その名を取ってケクロピヤと呼んでいた。ポサイドンはこの「海の都」を自分の保護の元に置きたいと思い人民に自分を保護神に祀れと命じた。
アテーネも自分のものにしたいと言い出した。ゼウスはオリムポスの会議で「人間に必要なものを授けた神を都の守護神にする」ことに決めた。
ポサイドンはアクロポリスの丘に登り、「三又の戟(ほこ)」で岩を突き裂け目から塩水が噴出し、美しい馬となった。この馬を人間に与えようと考えた。
アテーネは草原で槍を地に打ちオレーフの木を生えさせて人間に与えようと考えた。
人間はおr-府と叫び、ケクロプスはアテーネの前に頭を下げた。そしてアテーネの勝ちと決まり、この都をアテーネと呼ぶことになった。
ケクロプス王はアッチカの住民のために法律を作り結婚と宗教を定めた最初の王。全国の人口を調べるため、全国人民を王宮に招き、銘々に手土産として一個の石を献じさせた。そして石の数を数え二万余りの人口と分かった。
アラクネー
アラクネー(小アジヤのリジヤ、コロフィンに住むイドモンという染物屋の娘)
機織の手際が優れていた。アラクネーの噂は国中に広まりパラス・アテーネの耳にも入った。「アラクネーの技巧は女神にも劣らない」と聞いて眼場実は老女に化けて見に行った。アラクネーはアテーネにその技を教わったに違いないと言われて、教わってないと言い嘘と思うなら、アテーネの女神と競技をし、自分がまけたらどんな罰でも受けると言った。アテーネは憤怒の火に燃え立ち上がり皆ひれ伏したが、アラクネーは技を比べると言い張った。
アテーネの帛には女神と海神ポサイドンとがアテネ市の所有を争った光景が描かれた。
アラクネーの帛には白鳥を抱愛している王女レダ、黄金の雨に打たれる王女ダナエ、白い牡牛の背に乗って海を渡るエウローパ、ゼウスの変形で無邪気な少女らを欺く一時の手段。
二人の技はどちらが優ったとも劣ったとも言えなかった。少女の仕事を見たアテーネはその少女の僭越と不信が現れている。女神の不快の雲は爆発し「神に逆らった人間には、どんな罰があるか知らないのか」と言い、アラクネーの機を打ち、美しい画面は裂け、襤褸(ぼろ)となり、少女の額を「黄楊(つげ)の梭(ひ)」で打った。アラクネーは土に塗れたが「自分の花々しい天才の矜持(きょうじ)」を棄てなかった。
しかし神に対して争うことの無効なことをしり、首をくくって死のうとした。
女神は手を伸ばして綱を緩め「生きといで!」と凛として言った。
「罪ある者よ!お前は、いつまでも生きてこの通りに吊り下がっておいで!そして神の敵だった者にはどんな罰があるのかのちの世までの見せしめになるように、お前もお前の子孫もこうして生きておいで!」
アラクネーの美しい身体はみるみる萎びて、灰色に縮みあがり、まっすぐな手足は鈎のように曲がった。
この時から蜘蛛がこの世に生まれた。
「神々の黄昏」が来てアテーネの名が民衆の記憶から消えても、アラクネーが死んでも捨てまいとした芸術の矜持は子孫に伝わって世界へ広まった。
ペルセフォネ
ペルセフォネ(コレーともいう)
世界が冬と言う物を知らなかった時、天地は永久の春で夏でもなかった。
シチリヤ島のエナの谷、デメテルの娘ペルセフォネはこの島で生まれどの花よりも美しかった。
デメテルは娘のため地を飾った。ペルセフォネは遊び相手のニムフェらと、エナの谷に咲く花で「美しい花輪」を編んだ。
アネモーネ、ゼラニウムも目に馴れ、水仙が目に止まった。
水仙に手を触れようとしたとき、黒雲が降り、異様な響きがあり、目の前の地が二つに裂け、ハデスが四頭の黒馬に曳かれた車で現れた。
ハデスはペルセフォネの美しいことを聞いて妻にしたいと思った。
ペルセフォネはハデスの恐ろしさに母の名を呼び助けを求めた。
その時すでにペルセフォネはハデスの冷たい手につかまれ花を落とし、大切な宝物を失ったような罪のない悲しさが残った。彼女は嫁に行くには若かった。
ハデスはペルセフォネを抱え、アナポス河の面を打つと真っ暗な道が開き、地の底へと進んだ。
デメテルのさすらい
デメテルは、ペルセフォネの最後の叫び声を聞いて、急いで駆け付けてきたがすでにペルセフォネは地上から消えていた。その日から娘の行方を尋ねてさまよった。
九日間、黒いヴェールをかけ、両手に松明を持って、飲まず食わず海山を越え尋ねまわった。誰も見た者はなかった。一人の女は心から気の毒そうに、自分も一人娘を持っているから立ち寄るようにと言ったが、デメテルは人の娘を見ても仕方ないと思い先へ進んだ。
デメテルは疲れ、路傍石に腰掛け九日九夜座り続けた。彼女の髪と黒い上衣は露と涙で濡れた。(その場所はエレウシス市)
エレウシス市に当時ケレウスと呼ばれる老人の住居があるのみだった。
ケレウスは山から帰るところ、末娘が二頭の山羊を追いついて歩いておりその娘がデメテルを見て「お母さん」と呼び掛けた。デメテルはにっこり娘に頬を向けた。
ケレウスはデメテルに自分の小屋で休むように言った。デメテルは「娘をなくして尋ねている」と言って涙を流した。デメテルはケレウスと娘に連れられて歩き、ケレウスの末の息子が病気でいることを聞いた。女神はけしの粒を拾い集めた。小屋に着きデメテルは息子に接吻し、その子は元気になり家中の者は大喜びをし、林檎と蜂蜜を女神に御馳走した。デメテルはけしの汁を子の牛乳へ混ぜた。その夜デメテルは眠っている小児を撫で、三度呪文を唱え灰の中へ寝かした。
その様子を見ていた母親は驚き、子供を灰の中から取り出した。
デメテルは女神の姿に戻り、「子供は達者になり、耕作の道を人に教え敬われる人になる」といい雲の中に包まれ空の方に消えて行った。
デメテルは、娘の行方を尋ね、シチリヤ島へ帰って来た。そこで泉のニムフェ、アレトウサに逢った。アレトウサは地の底を通る道でペルセフォネを見かけたが、冥府の女王となりつらそうな様子ではないと言った。
デメテルは娘をなくした腹立ちを罪のない地に負わせ、呪った。その日から地上には「疫病と飢饉」が広がり、「旱魃や霧雨(りんう)」が起こり、シチリヤの野から花の種子が付き「薊と茨」がはびこった。
ゼウスは使いを送ってデメテルに訳を尋ねた。デメテルを使いに娘を返してくれと言い「今の自分には人間の苦しむのがせめてもの思いやりで娘が帰らない限りは世界は戻らない」と続けた。
ゼウスは女神の願いを許したがペルセフォネがハデスの領土で何も食べていなければ叶うと言った。そしてヘルメスにペルセフォネを取り返すように言ったが、ペルセフォネはザクロを食べていた。ハデスはヘルメスの要求を拒絶した。ハデスもデメテル同様女王を大切だと言って泣きそうになる。
ヘルメスは一年のうち六カ月母と六カ月ハデスと暮らすことを提案した。
こうしてヘルメスはペルセフォネを地上へ連れ帰った。デメテルは娘とシチリア島へ帰り、二人の通った跡に草花が咲き、ペルセフォネは六カ月は母と、六カ月はハデスと暮らし、彼女が地上を去ると冬、再び地上へ来ると春、夏となった。